prometekのブログ

ヨーロッパのトレンド、ビジネス情報の発信

フランス食品保証ラベルの種類

フランスでは美食・食文化の維持に関する法律が幾つもあります。ユネスコの無形文化遺産でもあるフランス料理は、各種の規格・認証制度にて守られています。(ちなみにフランス料理、地中海料理、メキシコ料理、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されています)

日本の和食も2014年に無形文化遺産となりました。果たして、和食を守る法律・規格が日本にはあるのでしょうか?和食人気にあやかろうとする、世界各地の「紛い品」からどの様に日本独特の食材・味を守る事が出来るのでしょうか?

フランスでは食品の品質保障の為に、複数の認証制度があり該当ラベルにて消費者に情報伝達しています。主なラベルの種類と保障内容についてお伝えします。

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EUオーガニックラベル基準

オーガニック食品は自然や環境に配慮した有機農法により生産された農産物に与えられる品質証明の表示です。化学合成物(殺虫剤・農薬・肥料)を使用しない(一部規制緩和されている物質もありますが)、輪作により土壌の再生を図る、有機肥料を利用する、遺伝子組み換え品(GMO)を使用しないなどの規定があります。牧畜の場合では飼料は有機農産物に限られます。天然の魚や鳥獣は加工物にした際飲みオーガニック扱いができます。各分野ごとにオーガニック保障対象になるための条件をお伝えいたします。

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ヨーロッパとオーガニック食品

ヨーロッパにおけるオーガニック農産物の売り上げは10年間で4倍に増えました。フランスの実例を中心にヨーロッパでオーガニック市場の成長についてお伝えします。

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世界の食トレンド

先進国の食に関しては、トレンドはどこも同じです。

一言で言えば、二極化。

「安ければ、安い程よい」と「質が良ければ、良いほど良い」。

経済の二極化によるものと思われます。

和食・日本食材は「質が良ければ、良いほど良い」に分類されます。

 

ブラジル産の牛肉は1キロあたり3ユーロ以下で取引されます。

対する和牛は1キロあたり200ユーロ以上で取引されます。

量で勝負か質で勝負、の世界と言えます。

 

「質が良ければ、良いほど良い」に分類される日常食品の基準は

「その食品がオーガニックであるか」になります。

 

次回はフランスにおけるオーガニック食品人気についてお伝えします。

 

初めまして。

フランスとスイスの国境近辺に住んでいる阿部です。

フランスにて、欧州進出を考えている皆様のサポートをする

コンサルタントとして活動しております。

 

日本の技術は世界最高峰として扱われています。

和食人気はアジア・欧米のみならず、ロシア・アラブ諸国でも脚光を浴びています。

 

もっと沢山の日本が海外に浸透する事を目指して

欧州のトレンド・規制等の情報発信を始めました。

 

近代ビジネスの4大要素は「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」に分類されます。

コンサルタント事業では「ヒト」と「ヒト」を繋げるお手伝いを。

当ブログでは「情報」を提供し、皆様のお役に立てたら光栄です。

 

20年に及ぶ海外生活(アメリカ7年、スイス5年、フランス8年目)で学んだ、

海外目線での考え方、モノの見方をお伝えします。

研究畑出身(環境工学・土壌汚染・水処理)ですが、

技術系に関する情報に限らず、衣食住に関する情報もお届けさせて頂います。

ご意見、ご要望がありましたら、コメントにてご連絡ください。